♪お喋り笛吹きによるフルートブログ♪
「フルートを始めよう!楽しもう!極めよう!」

2015年01月19日

シノブエ in ヨーロッパ

土曜日はパリ。パリで月1〜月2回くらいで笛を教えているのですが、教えに行っている場所は、まさに事件のあったシャルリ・エブド出版社の直ぐ近く。事件の当日、事件の時間に会場に向かっている最中だったら間違いなく銃声は聞こえたでしょう…。昨日行ってみると、道路は至って普通で(現場真ん前はそんなことないでしょうが)、カフェにも普段と同じ位人がいて、もし事件を知らなかったら、ちょっと警察が多いな…という風に感じる程度だったかもしれません。ただ「Je suis Charlie」っていう張り紙が結構貼ってあったかな。
10917842_10153061348389533_800825776150043068_n-1.jpg
ニュースによく映っていた通り

それはさておき。

篠笛を習いたいという希少な方はそれなりにいるもので、探したらもっといるのかもしれないです。現代の西洋のフルートとはまた違う、シンプルな作りかつ、一応音階構成になってるから、彼らのフルートに相通ずるものもあるのかもしれない。

しかし、外人さんで篠笛習いたい人って、THE日本なものを習いたいんです。私自身は西洋笛吹きが興味を持って篠笛を習ったという人間で、日本の家名を引き継いで行くような伝統的笛吹きではないので、自分が演奏する時は、逆に「従来の篠笛の範囲広げるような現代邦楽」が殆ど。それらを吹くだけでも十分に手応えがあるのですが・・・・古典的箏曲なんかに合わせて吹くなんてなると、十数年前の記憶を辿り、聞きよう聞き真似で吹いてる状態(^^;聞きよう聞き真似でも、笛を吹くという技術自体は一般人より大分上なので、何となく聞けるようには吹けるけど、まぁね〜…。自分は芸術家じゃなくて、ちんどんやの大道芸人と思ってるけど、でも大道芸人なりに私もまだまだ習いたーい!と思い続けてる毎日。

いつも、そんな私を慰めてくれる存在は滝廉太郎。何故か。大学時代、近代日本音楽史で、明治時代の作曲家滝廉太郎は、今は低学年の子どもが発表会で弾く曲、シューマンの「楽しき農夫」を弾いて東京音楽学校(芸大の前身)を卒業し、ドイツ留学したら世の中はワーグナーで吃驚したヨっていうことを習いました。明治時代のピアノ以下の浸透ぶりの和楽器inヨーロッパですから「楽しき農夫」レベルだって難しい。でも滝廉太郎みたいに西洋音楽を開拓していた先代がいたから、今の日本の西洋音楽楽器達、至っては、私が青春を過ごした吹奏楽部があるわけです。滝さん有難う、あなたの苦労は無駄じゃなかった(涙)。

ちなみに滝廉太郎の「荒城の月」は、ベルギーで讃美歌になってるらしいです…。あの侘び寂び曲調は、グレゴリオ聖歌に通じる物があったのでしょうかね〜。そして全然関係ないですが、西洋作曲家はワーグナーとか、バッハとか、モーツアルトと苗字だけ言うけど、日本人作曲家は「滝」「山田」「團」とか言いませんね。「山田」とか、どこの山田さんの事か分からないな。

まぁ何にせよ、西洋で和楽器とか、既存の概念から逸脱しないと出来ない事も多いですが、でもそういう開拓も楽しいと思えるお気楽な性格で良かった。それに日本では和楽器職人も減り、和楽器売り上げも減り…今や海外からの注文がないと難しいと言っていたお店の人の言葉もあるので、海外で広めよう!

教えに行く道中、タリスの中で私の横笛の先生の西川浩平さんの本、「一歩入ればそこは江戸、歌舞伎音楽を知る」を読んでいました。私が時々演奏する、デーヴィッド・ローブさんのインタビューも載ってます。伝統音楽の笛吹きさん達は、お三味線も習う(習わないと一緒には吹けない)のだそうです。そうそう、先生は三味線や太鼓と一緒にお稽古してくれたりしました。私も、「どうせかじるなら、もうちょっと深くカジリタイ」と浅ましく思ってるのですが…いやさすがにここに三味線まで入れるのは不可能だろ…と思いつつ、やはり「もう少し深くカジリタイ」という浅ましい考えが頭から抜けないのであります。

↓タリスの中でニヤニヤしながら読んでました。面白いのでご興味のある方は是非。
【ひびきの本】一歩入ればそこは江戸 歌舞伎音楽を知る【10P10Jan15】 - 楽器天国
【ひびきの本】一歩入ればそこは江戸 歌舞伎音楽を知る【10P10Jan15】 - 楽器天国
アマゾン:【ひびきの本】 一歩入ればそこは江戸 歌舞伎音楽を知る


応援お願いします♪




お喋り笛吹き情報
Pur Classic Musikkfest
2月27日(金)東雲 with 辻英明 (ギター&三味線)
2月28日(土)4TEMPI
@トゥーンスベルグ(ノルウェー)
Facebook ページ


posted by お喋り笛吹き at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽:篠笛・日本音楽編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。