♪お喋り笛吹きによるフルートブログ♪
「フルートを始めよう!楽しもう!極めよう!」

2014年12月26日

真夜中クリスマスミサ in ブリュッセル

メリークリスマスクリスマス

ヨーロッパではクリスマスは家族の日です。24日のイヴに祝う人もあれば、25日に祝う人もいるようで、後は都合でその週末とか、とにかく家族で祝う日です。

王子一家はユダヤ一家なので祝わないのだけど、私一人で祝うのもなんなので、少しはミバの良い御飯を作って夫婦でイヴディナー。といっても和食ですけど。そしてその後は、友人のオルガニスト樋笠理絵子さんが弾く、ジュ・ド・バル広場にあるカトリック教会の真夜中ミサへ。

ジュ・ド・バル(Jeu de Balle) 広場は、その昔はアンティーク価値があるものが多く出る蚤の市があった所で、スピルバーグ監督制作のタンタンの冒険の最初の方、タンタンが船のミニチュアを購入する広場がジュ・ド・バルです。
img_4717_tintin-marolles.jpg
Film.png

今でも蚤の市はありますが、最近はガラクタ市というか、価値の無いものが多いようで…。余談ですがこの映画のブリュッセルのシーンすごく良く出来てて、直ぐに「ここxxだ!」って分かって楽しいです。

さて、カトリックのミサは何回か奏楽のために参加したことがあるのですが仕来りがあまり分からないし、王子は基本教会を知らないから、後ろの方で2人で小さくなっていましたたらーっ(汗)でも基本的には誰でもウェルカムな雰囲気。25日午前0時から始まるという真夜中ミサ。真夜中だとういうのに、皆家族で来るので子どもが沢山!地区的にアフリカ系の人と、ラテン・アメリカの人が教区に多いらしくフランス語とスペイン語のミサでした。

私達が教会に入ると樋笠さんが弾くパイプオルガンの伴奏にコンガとタンバリンが入って、アフリカの賛美歌が歌われてる最中でした。すごく元気な生き生きとした歌声に「キェェェエ!」というちょっと文字にするのは難しい高音の雄叫びみたいな声がたまに入るアフリカンモード全開の賛美歌。日本でもよく知られてるフランスキャロルの「荒野の果てに」も歌われたのですが、オルガンの重厚な前奏が終わった所で、「イッホー!」(文字にするのが難しい)みたいな雄叫びと、コンゴとタンバリンがドンドコドンドコ!シャカシャカシャカシャカ!と活発に入って一気にリズムが効いたアフリカを感じるクリスマスキャロルに。
アフリカンの賛美歌はテンションが違います。力強さも違うし、信仰の度合いも全然違うような気がします。上っ面じゃないというか。樋笠さんが昔弾いてたサント・カテリンヌの教会でフルート奏楽をした時も(参:ブログ)、やっぱりアフリカンモード全開の賛美歌が一杯あったので、彼女はアフリカの歌に縁があるんだな〜。

そんなアフリカン賛美が終わると、ベルギー人神父が現れて「Que Dieu nous a promit....」とフランス語の穏やかな声でのメッセージ。コミュニオン(聖餐)では、ピエルネというフランス人作曲家のオルガン曲が流れ、再びヨーロッパの教会の雰囲気に。そうかと思うと、「ともだち賛歌」で知られてる曲(「空にはお日様〜、足下に地球〜」の部分がグロリーハレルヤーになってるっていう…というかそちらが原文)が、やっぱりコンガ&雄叫び入りでノリノリで歌われて、綱引きののように西洋とアフリカンを行くそのミックスが面白く、他では味わえないミサになっていました。

ミサが終わると、ぶどうパンとホットワイン、ホットチョコレートが振舞われました。会衆の中には、多分グランプラスとか中心街で違法?かもしれないけど、風呂敷広げて物を売っている人達と風貌・格好が似ている人達もいました。カトリックミサでは、周りに居る人達と握手をするという時間があるのですが、普段はそういう人達とは握手をすることもない自分なので、色んな意味で特別なクリスマスでした。

PC250828.JPG
オルガンバックに樋笠さんと♪着膨れずんぐりむっくりな私です。


応援お願いします♪




お喋り笛吹き情報
1月10日(土)4TEMPI
Soirée Musicale Mon-Sur-Marchienne
@ Mont-sur-Marchienne(ベルギー/シャルルロワ近郊)
Mont-Sur-Marchienne (Facebook)
イベントサイト

Pur Classic Musikkfest
2月27日(金)東雲 with 辻英明 (ギター&三味線)
2月28日(土)4TEMPI
@トゥーンスベルグ(ノルウェー)
Facebook ページ

posted by お喋り笛吹き at 04:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ベルギー生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月23日

バッハ、ヘンデル、テレマンとビートルズ @クリスマスコンサート in アイントホーフェン

先週は今年最後の小旅行、アイントホーフェン&パリでしたバス新幹線

まずはアイントホーフェン。

アイントホーフェンは、オランダの南部でベルギー国境から車で30分程。今回はアントワープからDB(ドイツ国鉄)運営のバスで行きました。アントワープからオランダ経由でドイツのデュッセルドルフに行くと言うバスで、アイントホーフェンまではアントワープから9ユーロ!(安値は早い者勝ち)ブリュッセルから20ユーロ以下でアイントホーフェンまで行けてしまうという便利且つお得ルート。座り心地も良い2階建てバスで、Wifiも使えて、良い感じでした。

今回はオランダの南部教会のクリスマスサロンコンサートでの演奏で、トラベルソ&チェンバロで演奏させてもらいました。チェンバロと学校のイベント外で吹くのは初めて(^^)

その時の会の中の牧師のメッセージで、言わずと知れたビートルズの歌でも使われてるフレーズ、「レット・イット・ビー」は、聖書の中の、受胎告知のシーンでのマリアの言葉から来てると知りました。画家の作品テーマの一つの受胎告知(ベルギーの王立美術館にも祭壇画があります)

d0117217_18274881.jpg

受胎を告知され、驚きながらも「お言葉どおり、この身に成りますように」といったマリアの言葉の英語訳が、「Let it be (レット・イット・ビー)」なんだそうです。英国語圏人だと、何となくそのLet it beの由来を知ってるってことなんですね。マリアは何て事ない普通の家の普通の子だったので、そのマリアの言葉にはそんな大役を仰せつかって、吃驚して畏れつつも「どのような運命にも、神様がその役目を自分に与えて下さったなら、喜びを持って従います。」のような意味があると、以前聞いた事があります。
リバープールで友達同士が集まったのが始まりのビートルズ。有名になり過ぎて自分ではコントロール出来ない大きな波の中で苦しんでいたポール・マッカートニー。そんな時、彼の亡くなった母親(お母さんの名前もマリアさん)が夢に出て来て、その言葉を言ったのだとか。…お話を聞きながら今度カラオケに行ったらLet it beを歌いたいなぁ〜・・・と少し方向性の違うことを考えてしまいましたが....

基本、自分の運命は自分でコントロール出来るものではなく、悩んでも自分で解決出来ることは極僅か・・・と思ってるので、常にLet it beの姿勢で生きて行こう〜と改めて思ったのでありました。とかいって、今の所、割と無難な感じで、吃驚するような運命には特にあってないけど。

Let it be のお話から一転、私達はバッハとテレマン、ヘンデルでのコンサート。チェンバロのサロンコンサートは本当に素敵で本当300年くらい時代が遡った感じがしました。

今回はヘンデルのチェンバロとのソナタに加えて、テレマンの12のファンタジーの中から2曲トラベルソ独奏を演奏しました。フルートの独奏は試験やコンクールのイメージと直結してて(^^;なんかこう嫌〜な思い出が蘇って、苦手意識が先行してしばらく遠のいてました。
今回演奏したテレマンのファンタジーは、音大時代それこそモダンフルートで試験やコンクールの1次予選でも吹きました。だから過去の苦痛とくっ付く予感もあったのですが…でも運指が違うとか、また何か別の緊張はありましたが、楽器が違うせいか、過去の苦痛な思い出とも結びつかなかった感じがします。逆に、熱心に練習する機会が出来てトラベルソが上手くなった気が(笑)

チェンバロと演奏出来たり、独奏が普通に楽しく吹けたり・・・私にとっても素敵なクリスマスプレゼントとなった、クリスマスコンサートでした。

日本人の曲の独奏や、篠笛の独奏はイヤーな思い出がないせいか結構普通に出来るのですが、コンサートの中での独奏っていう雰囲気そのものが最近楽しいので、苦痛な思い出を乗り越えて、今度はフランス物とかも機会があったら挑戦したいです♪2015年〜2020年へのプロジェクト。気長に乞うご期待。

-5.jpg
サロンコンサートでの演奏。ご自宅にチェンバロ…素敵。


応援お願いします♪




お喋り笛吹き情報
1月10日(土)4TEMPI
Soirée Musicale Mon-Sur-Marchienne
@ Mont-sur-Marchienne(ベルギー/シャルルロワ近郊)
Mont-Sur-Marchienne (Facebook)
イベントサイト

Pur Classic Musikkfest
2月27日(金)東雲 with 辻英明 (ギター&三味線)
2月28日(土)4TEMPI
@トゥーンスベルグ(ノルウェー)
Facebook ページ

posted by お喋り笛吹き at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ベルギー生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月18日

欧米人は子ども好きなのか

友人のリンクから長谷川豊というフリーアナウンサーさんの保育環境を整えれば子供を産む、という大ウソっていうブログを読みました。

とりあえず、この方の論理展開、専業主婦or主夫を増やせばヨロし→でも議会にいる政治ウーマンは専業主婦が嫌いだから反対される→マンハッタンでは少子化は起きてない→アメリカ人は家族や子どもが死ぬ程馬鹿みたいに好きだから子ども産む→日本の若い世代は子どもより自分が好きだから子ども産まないっていう展開論は単純過ぎるような・・・。

専業主婦になって落ち着いて子どもと共に過ごしたいという若い女性が多いっていうのは私も読んだ事あります。確かに専業主婦っていう地位が見下されるのは見直されるべき点と思いますが、この点に関しては後に回します。彼の言う所の「バリバリのガリガリ」かは知りませんが(そういう女性は彼のタイプではないということは良く伝わりました(笑))、働きたい女性というのも多くいて、そういう人でも子どもを生んで子育て出来るにはどうしたら良いかって話なんだろうなぁと思うのですが。働きたい女性は専業主婦が嫌いなアマゾネスという言葉で片付けられたのでは、それこそ貴方の感情論だわ〜と。(ところでアマゾネスって何ですか?)

仕事に行かなくてはならない時に子どもがぐずいて保育園に行ってくれない(そして仕事に行く事に罪悪感を感じる)とか、これから大事な仕事と言う時に子どもが風邪引いてお迎え(こういうのは暗黙の了解で母が呼ばれる)とか。そういう時に早引き退社すると、職場の空気が「また子ども〜」みたいな雰囲気になるとか。そういう子どものイザという時を引き受けるのは大体全部母親の方で、父親である事はまだ大変珍しいというのが日本っていう話を良く聞きます。この長谷川さんの奥さんは専業主婦の方なようですから、こういう「また〜?」という目を彼は経験したことないから実感出来ないのかもしれないですね。

ヨーロッパは日本と仕事環境が違うから比較対象にしないと書かれてましたが、私はヨーロッパしか知らないから比較します。この長谷川さんの言う「アメリカ人は馬鹿みたいに子どもが好き」の根拠となってる点の子どもの写真を飾ったり、家族写真を飾ったりetc. 家庭を大事にする所はヨーロッパも同じです。写真飾ってるから子どもが好き=だから子ども作ってる、っていうより、そういう社会なんです。子どもの写真は飾るもの。家族の写真も飾るもの。家族との時間は大切にするもの。社会的雰囲気がそういう感じなのです。欧米、キリスト教文化の特徴かもしれません。

ここヨーロッパだと、例えば子どもが習い事をすると絶対に送り迎えをしなくてはいけません。彼の言う所の「子どもが死ぬ程好き」だから喜んで迎えに行く!というより、必死にスケジュールを組んで迎えに行っています。ただそれでも子どもを作るところの理由の一つに、それを社会が当たり前としてるってところ。そこに日本との違いがある気がします。そしてそういう時に、父親のお迎えが普通にあります。日本で、男性が「子どもの迎えに行かなくてはいけないので、ちょっと抜けます」と言える会社は多分少ないはず・・・・。家族との時間は大事にするものという観念があるので、父親も家族との時間を大切にするということを社会も許す。必然的に女の方も家族との時間もあるし、逆に男の人も家族に時間掛ける分、女の人は社会との時間も持てるっていう。

彼の言う所の「ガリガリ、バリバリ働くアマゾネス」さん達はそういうことも言いたいのでは・・・・。と思いました。

ただこの方の言う所の「専業主婦が尊重されても良いのでは」っていうのは、そう思います。そういう選択肢がもっと堂々と尊重されても良いはず。これも「家庭」っていう最小単位が、あんまり尊重されてない所から来るのじゃないかと思ったりもしますが…。最もベルギーは殆どが共働きです。ハーフタイムや、パートで働いてるのも含めてですが。パートタイムは主婦枠ではなく労働者扱いです(税金もシッカリかかります)

これは案外ヨーロッパでも最近言われたりするんです。必死に働いて、その分ベビーシッターやらに行くのなら自分で全部した方が良いんじゃないかとか、ある北欧のデータで子どもは小さいうちは母親(父親じゃダメみたい…)の腕の中にいる時間が多い方が心の安定が良いとか。専業主婦業だからこそ家計もキッチリ出来て…時間さえあれば、もう少しキッチリ家計も出来るのに、洗濯も溜まらないし、家もいつだって快適環境を整えられるのに!というフラストレーション。そして仕事がたまった時に作る御飯の面倒臭さ。。。というのは、恐らく、仕事しながら家計簿と睨み合ってる人は皆分かってるんじゃなかろうかと。

とはいえ、長い年月かけてある種の情熱を入れこんで来た職業。そう簡単には「止める」とは言えないので、自分自身は専業主婦になろうという意思はないのですが。。。

さて、話は彼のブログに戻り、産後2、3日でほっぽられるのは、西洋も一緒。無痛分娩が主流っていうのもあるのかもしれませんが。予測だけど、アメリカって多分医療保険制度からして、入院すればする程高くなるって口じゃないでしょうかね。
>育児休暇を延ばせば子供を産む ということを、「低レベル」って切ってるけど…アメリカのそのハイレベルシステムってちっとも羨ましくないので、別に見習わなくて良いと思います。

ということで、「専業主婦を見下さない社会を作ろう」という点においてだけ、賛成。後は同意出来なかったこの長谷川さんの記事でした。先日見た、デラックスマツコさんの言ってた「今の男女平等は、女も男がすることしていいよっていう男女平等で、女が女らしくいて認められる男女平等じゃないのよ」っていう言葉の方が、ずっと納得出来たなぁ。

ちなみに、私は、この方が好まない「有識者会議とかに出てガンガン発言してる女性」「アマゾネス」というジャンルの女性ではないです。多分この方が言う所の「アマゾネス」には嫌われるタイプの夫頼りの女です。

この方のお名前がかつての友人に似てて、以前名前だけ見た時ちょっと気になったんですが・・・。まずこの方がどういうキャラで売ってるとか、そういう細かい設定が分からないのですが「僕、言ってないですよ?」っていう、勝手に疑問形な書き方が気になって(^^;これは流行なのかな。やたら「?」が多い。疑問なのか、断言なのかが分からず文章がちゃんと理解出来たのか…という不安もありますが。日本の少子化は止まらないようですね(自分も全く協力してませんが)


応援お願いします♪




お喋り笛吹き情報
1月10日(土)4TEMPI
Soirée Musicale Mon-Sur-Marchienne
@ Mont-sur-Marchienne(ベルギー/シャルルロワ近郊)
Mont-Sur-Marchienne (Facebook)
イベントサイト

Pur Classic Musikkfest
2月27日(金)東雲 with 辻英明 (ギター&三味線)
2月28日(土)4TEMPI
@トゥーンスベルグ(ノルウェー)
Facebook ページ


posted by お喋り笛吹き at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談:井戸端編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。